2008年12月26日金曜日

北欧へ向けて


いよいよ今日からユーレイルセレクトパスを使ったヨーロッパ鉄道の旅が始まります。ホテルの朝食ビュッフェを食べ、荷物をまとめてチェックアウト。タクシーで中央駅へ向かいます。
 
HAMBURG HBF 09:28 ⇒ KOBENHAVN H 14:11
 
記念すべき1本目の列車はハンブルク発コペンハーゲン行きのICE33列車。写真のポストカードのようにデンマーク国鉄の独特な先頭形状の列車が途中の一部区間を列車ごとフェリーに積み込んで海を越えるというもの、渡り鳥コースです。1等のパスを持っていますから、もちろん1等車!どんな車内なのかわくわくしていると、ホームに現れたのは・・・
 

ドイツ国鉄のICEそっくりな4両編成の列車。今回の列車、デンマーク国鉄の車両ではなく、ドイツ国鉄のものでした。1等車は先頭の1両のみ。残り3両は2等車です。
北欧デザインの車両だとばかり思っていたのでびっくりでしたがこの車両もなかなかいいものでした。1等車の座席は革張りで、木をふんだんに使った車内レイアウト。サイレントシートは半コンパートメント状になっていて、静かに快適な時間を過ごせそうです。コートをかけるクロークや各座席にビデオモニタもあります。
 
1等車のサービスとしては、検札の際に車掌さんから写真のようなウエルカムドリンククーポンをもらいました。ビュッフェでミネラルウォーター・紅茶・コーヒーのうちからひとつと軽食スナックをいただけるようです。ビュッフェはすぐ隣の車両なので、あとで行ってみようっと。それと、しばらくしたあと、ウエルカムチョコレートももらいました。うーん、1等車っていいな、癖になりそう(笑) トイレに行くついでに2等車の様子も見てきましたが、やっぱり差があるなと感じました。
 
座席に置いてあったリーフレットにはこのICE33列車の停車駅や到着時刻が書かれています。これで、どのくらいの行程で船に乗り込むのかもわかります。ハンブルク発車後40分ほどでリューベック、11時過ぎには列車ごとフェリーへ乗り込むPuttgarden駅です。
 

お天気は薄曇りで車窓もいまいちパッとしないまま走り続けます。風力発電の風車がたくさん見られたり、海岸線が近づいてきました。Puttgarden駅でしばしの停車。降りてみると線路はフェリーの船内へと続いています。行き違いで船から下りてくるハンブルク行き列車を見送ります。ゆっくりと列車が動き出すと、周りの乗客はみんなコートを着たり、降りる準備です。船内ではトラックなど車と並んで列車も止められています。階段を上がって船内へ。まず甲板に出てみたんですが風が冷たくて冷たくてとても長くはいられません。
 

船内へ戻り、ちょうどお昼だったので昼食にしました。列車がいちばん最後に船内に搭載されたようで、レストランも先客がいっぱいで窓側の席は確保できず中側にかろうじて座る場所をとれました。料理はカツレツとフライドポテト。支払いはユーロでもデンマーククローネでも可能でした。他にも免税ショップがあり、国際航路らしさを醸し出しています。
 
1時間弱の船旅でデンマーク・Roedby駅に到着。駅にはデンマーク国鉄の車両も止まっていました。このあと2時間くらい、やっぱり薄暗い景色の中ずっと走り、日が傾きかけたコペンハーゲン中央駅に到着したのは14時半くらい。

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