2008年10月8日水曜日

渡り鳥コース

北ドイツ・ハンブルクから北欧・コペンハーゲンまでの列車旅。車両は黒い貫通幌がユニークなデンマーク国鉄のIC3です。ハンブルクからコペンハーゲンまではユーロシティで4時間45分ほどかかりますが、途中、海を越えなくてはなりません。しかし、すべての海峡に橋があるわけではないのです。じゃあ、どうやって越えるかというと、これがまた旅の楽しみなのです。
 
ハンブルクをあとにした列車はリューベックを通り、写真のフェーマルン橋を越えて島へ。その突端のPuttgarden(ドイツ)まで行くと列車ごとフェリーに乗り込んでいく。Roedby(デンマーク)までの航海は約1時間。そのあいだ、列車から降りてフェリー内へ入り、食事をしたり、バルト海を眺めたりできるそうだ。
 
ドイツとデンマークは別の遠回りなルートで線路はつながっていて貨物列車や夜行列車は主にそちらを通る。最短距離のこの区間には(橋を作る計画はあるようだが)まだ橋がなく、一部区間フェリーでの輸送。このルートは、ちょうど渡り鳥の飛来コースと重なることから、「渡り鳥コース」と呼ばれている。
 
この区間、ハンブルクを朝出発し、午後にコペンハーゲンに到着の予定。使われる車両はどうやらデンマーク国鉄のものらしいので、食堂車など供食設備がない。なので、フェリー輸送中に船内に入り、食事をしようと考えています。乗り遅れないように気をつけないと!