2009年11月28日土曜日

マレーシアの夕べ 2009 in 東京

今年もホームステイ協会主催の『マレーシアの夕べ 2009 in 東京』に行ってきました。
 
18時前、ホールに向かうとたくさんのマレーシア人を見かけ、それだけでも嬉しくなります。去年と同じ担当者さんの司会で順調に進んでいくはずだったのですが、ビデオ上映のときに音声が流れないなど、見ているほうもハラハラドキドキな手作りのイベントです。そんな中でホームステイ協会のおっちゃんがマレー語・英語・日本語のミックスで楽しく話を進めてくれたのがよかったなぁ。
 
マレーシアには今、141箇所のホームステイ・カンポンがあるそうです。この141箇所の中には僕の訪れたトレンガヌ州イボック村も含まれてるのかな。なんでも今回は学校等の教育関係者さんに強くアピールしていくのが目標みたいです。高校生くらいでマレーシアに行っていろいろ体験できたら、そりゃいい思い出になるだろうなぁ。
 
本邦初・マレーシア人 J-POP シンガー・アイズディーンさんのミニコンサートもあり、4曲披露してくれました。また、パハン州クアンタン市の舞踊団のみなさんによる民族舞踊ショーはほんとうに素晴らしかった!最後は日本語バージョンの Malaysia Truly Asia で〆てくれたのですがこの曲に弱い僕はちょっとうるうるしてしまいました(笑)
 
マレーシアの夕べ、おしまいは「お楽しみ抽選会」です。各州のホームステイ協会担当者からミニプレゼントがありました。76番の紙を持っていた僕はなんと当たりました。嬉しい。あとで中を見てみるときれいなシルクスカーフでした。最高商品は東京~クアラルンプール往復+クアラルンプールとマラッカで各1泊+マラッカ州のホームステイプログラム2泊のスペシャルツアーでそっちもかなりうらやましい。

2009年11月19日木曜日

2010年4月 KL-Ipoh 1時間55分に!

KL- Ipoh 1 jam 55 minit ~Kosmo! online
 
KTM マレー鉄道は、来年4月よりクアラルンプール~イポーで高速電車(6両編成・定員350人)による運行を始めたいと発表した。この高速電車の第一編成は12月初旬にもマレーシアに到着する見込み。クアラルンプールからイポーまでの所要時間は現行より約1時間短縮の1時間55分を予定しており、最高速度140キロで運行する。
 
うーん、ついに来ましたか。ラワン~イポーの複線電化工事が終わってもなかなか専用の高速電車が登場しませんでしたが、なんとか年内には到着し、(順調に行けば、)来年春には運行開始となります。
 
車両のデザインはやっぱりこれ(前面に黄色を使った塗装)なんでしょうか?個人的には・・・、残念。
車内設備では、おなじみの LCD テレビが付き、一応身体障害者にもやさしい作りとなるようですね。

2009年10月29日木曜日

あっという間だった3泊5日の旅


バンでペナン国際空港まで送ってもらいます。口の達者なヨウさんと無口な運転手さん、お世話になりました。空港では小さくて見つけにくいけど、ラピッドペナンのバス案内ブースがありました。もし、ツアーじゃない旅でペナンの空港に着たら、タクシーじゃなく絶対こっちの利用だな、と思う。
 
大丈夫だと思うけど・・・、と言いつつヨウさんがチェックインまで丁寧に案内してくれました。ちょっと早めですがもうゲート入ります、ということでヨウさんともお別れ。待合席に行くとパヤ島でご一緒だった人の姿もありました。
 

MH 1165便 Penang(20:40)⇒Kuala Lumpur(21:35)
 
クアラルンプールに着いたのはもう夜10時近くなので店も閉まりかけのところばかり。なんか名残惜しいなぁ、と思い屋台風の作りのレストランへ。注文できる品が限られていたけれど、クィッティオのスープを頼みました。空港内だから値は張るけど美味しかったです。
 

MH 88便 Kuala Lumpur(23:30)⇒Tokyo Narita(07:40 +1)
 
今回は安いツアーがあったので、ということでツアー利用でしたがたまにはこういう旅行もいいな、と思いました。とくにジョージタウンの散策では、自力だとなかなかわからない詳しい由来やエピソードも聞くことができたし。
 

深夜便なので周りは眠ってる人が多かったけど、僕は何故か全然眠らずに成田へ。

E&O ホテルのハイティー


ジョージタウンを散策してホテルへと戻ったのが午後3時過ぎ。陽気なスタッフに迎え入れられますが実はもうチェックアウト済みなんですよね↓ もう部屋には帰れない(涙)でも、これから、(これもおまけで付けてもらったのですが、)レストラン1885での High Tea(ハイティー)の時間なのです。よく英国文化で、「アフタヌーンティー」って聞きますよね。「ハイティー」と「アフタヌーンティー」について違いを調べてみると・・・、
 

ハイティーは労働者階級の家庭で、労働から帰ってきた主が家族と一緒にお茶を飲みながら食べる軽い夕食、という意味合いが強いもの。
 
アフタヌーンティーは上流階級の人たちが優雅にくつろぐ午後早い時間のティータイムのこと。

 
・・・だそうです。
だけど、今じゃどちらも総じて「アフタヌーンティー」と言うのが一般的なよう。
そんな時代の流れの中でもここ E&O では「ハイティー」にこだわっています。
 

レストラン1885に入り、ルームナンバーと名前を告げて、スムースな案内で席へ・・・、のはずだったのですが、何せ朝にもうすでにチェックアウトしてるので、ちょっと戸惑われつつ、こちらもあたふたしつつ、で確認を取るあいだ待たされてしまいました。残念。
 
席に案内され、まず紅茶を選びます。無難なところで、アール・グレイにしてみました。そのあとは、サンドイッチやスコーンの乗ったハイティー・スタンドとミニケーキの乗ったプレートが出てきました。スコーンはほんのり温かさがあり、ミニケーキはどれも美味しくいただきました。お茶はなくなった頃を見計らってスタッフがお湯を足してくれます。
 

ハイティー(アフタヌーンティー)ってほんとうはもっと時間をかけてゆっくりくつろぎながら過ごす時間なんだろうなぁ。そういう贅沢な時間の過ごし方がちょっと苦手な僕です。
 
預けていた荷物を受け取り、現地ガイドのヨウさんと待ち合わせが午後5時半。

2009年10月28日水曜日

ジョージタウンを散策!ヘリテージツアー


ペナン島最終日はおまけで付けることのできる「世界遺産登録記念!もっとヘリテージツアー」へ。朝9時にホテルロビーでガイドのヨウさんと待ち合わせ。まずは車でシティテル・ホテル前のトライショーがたくさん待っているところへ向かいます。「どのトライショーがいい?」と聞くので、マレーシアの小旗とパラソル付きの比較的きれいなものをお願いします。トライショーの新規免許登録は停止されてしまったし、修理修繕できる職人も2人しかいないんだそう。ヨウさんが行き先を指示して、しばし20分くらいのトライショー体験。到着したのは ST.GEORGE'S CHURCH -セント・ジョージ教会- 1818年に建てられた、東南アジア最古の英国教会です。ヨウさんと運転手さんは車で先回りして待っていました。
 

ガイドのヨウさんは日本語がとても上手で東京にいたこともあるんだそうです。今日は僕たちだけのために半日ジョージタウンの見所といろいろな解説・エピソードを聞かせてくれます。
 
次に向かったのは、KUAN YING TENG -観音寺- 1800年代に建立された島内最古の中国寺院。柱の彫刻の言い伝え、大きなお線香のこと、華人の信仰心について、詳しく解説してくれました。
 

引き続き、徒歩で多民族国家・マレーシアのさまざまな風景を見て回ります。KUIL SRI MARIAMMAN -スリ・マリアマン寺院- はジョージタウンで最も古いヒンズー教寺院です。屋根や塀の上に彫られているライオンや皇女様などの彫刻について物語と詳しい解説をしていただいたのですが、今となっては頭に何にも残っていない↓ 軽くメモ程度取るべきだったかな!?
 
MASJID KAPITAN KLING -カピタンクリンモスク- は外観見学だけでしたが、裕福なインド商人が費用を出して建築させたペナン最古のモスクだそうです。ムーア調建築と天高くそびえるミナレットが美しい。
 

10時半近く、LITTLE INDIA -インド人街- でブレイクタイム。インド風ミルクティー、要はテータレですね、をいただきます。地元のインド系マレーシア人たちが集うような道路沿いにパラソルと椅子を置いただけの茶店です。後姿ですが、テーをタレてるマスターの写真を・・・。
 

このあとは、僕も初めて訪れた KHOO KONGSI -クー・コンシ- です。ヨウさんが入場チケットを買ってきてくれて、さっそく中へと入ります。福建省から渡ってきた邱(クー)一族の集会所として建てられた道教の中国寺院。19世紀末完成。クーさんたちはお金持ちだったようで資料もきれいに保存されています。ここでのヨウさんの解説がまたわかりやすかったのですが、僕たちは三国志とか歴史ものに疎いのでいまいち興味を持てませんでした。ヨウさん、ごめんね。屋根や壁には本国から呼び寄せた職人に作らせた彫刻がいっぱいで、これらを修復できる職人もペナンはもちろん、中国本土にももうほとんどいないのだそうです。
 
ゆっくりとクー・コンシを見学した後、こういうツアーにありがちなミニ・ショッピングへ。とはいっても、ガイドのヨウさんは無理強いせず、お茶の試飲やお菓子の試食を適当に楽しんだら出ちゃいましょう、とお気楽です。白珈琲は美味しかったけど、それ以外の多種多様なフレーバーのお茶やコーヒーはなんだか凝り過ぎていて正直美味しくなかったな。バティックのシャツやハンカチのお店も体験染めだけしてすぐあとにしました。
 

ツアーの最後はランチ。ジェッティ近くのコロニアルスタイル・レストランでババニョニャ料理のコースです。僕がまだマレーシア初心者だった頃、マラッカで食べて辛目の味付けにひーひー言ってた食事と同じような感じです。中華とマレーの香辛料が交わった独特な味の料理でした。
 
このあと夕方の集合時刻までどう過ごしますか?と聞かれたので街歩きをします、と言ってコムタまで車で送ってもらっちゃいました。プランギンモールをぶらぶらしたり、New World Park のフードコートに行ったあと、タクシーでホテルへと戻ります。

E&O 最終日、ゆったりとした朝


朝食ビュッフェに向かう途中の廊下でこの E&O ホテルの創業者、サーキーズ兄弟の写真がさりげなく飾られていました。サーキーズ兄弟は E&O を作った2年後、同じくイギリスの植民地であったシンガポールにあのラッフルズ・ホテルを誕生させたことでも知られています。このたび世界遺産に指定されたジョージタウンを代表するコロニアル建築の、そして、多数の著名人が愛したホテル、E&O に今回(お安く!)泊まることができたんだなぁ!あぁ、感慨深い。
 

朝食ビュッフェも3度目、気になる品はだいたい食べることができました。型焼き機の調子がよくなくて、頼んだワッフルがなかなか出来上がらなかったのが残念でした。出来上がったものも粉っぽくて、これだけはダメです。
 

まだ朝の静かなガーデン・テラスに出ました。今日は外で朝食にします。まだプールはオープンしていないし、誰もいない。静かに波の音がするのと小鳥の声が聞かれるだけの静寂さ。夜はネオンがにぎやかなガーニー方面の風景も朝はこんなに落ち着いたものなんですね。
 

朝食後、部屋に戻って荷物をまとめます。そして、名残惜しくスイートルームの雰囲気に浸りました。今夜のフライトで帰国の途につくのですが、けちってレイトチェックアウトを頼んでいないので、清算を済ませた後、大きな荷物を預かってもらいます。外に出てみるといい感じのトライショーが1台、客待ちをしていました。

2009年10月27日火曜日

夕暮れのニボンツバル、ホタル鑑賞クルーズへ


午後6時過ぎ、バタワースのフェリーターミナルに隣接したバスターミナルへ。ここからまたもラピッド・ペナンの路線バスに乗ってペナン州本土側最南端の町、ニボンツバル Nibong Tebal へと向かいます。バタワースからニボンツバルまでは40キロ弱の距離があり、バス運賃も最高の RM 3 かかります。プラットホームにはちょうど801番のバスが停車中でした。しかし、その隣にもう1台801番バスが停車しています。よく見ると、EXPRESS 801という張り紙が。「ニボンツバルまで行きたいんだけど・・・」と係員のおっちゃんに聞くと、「こっちでオーケー」と言われたのでエクスプレス・バスに乗車。
 
Butterworth(Penang Sentral) ⇒ Nibong Tebal
                    EXPRESS 801番バス(所要時間約50分)

 

エクスプレス・バスはブキッ・ムルタジャムくらいまでは下道を行って客を乗せ、そのあとは高速道路に入って一気にニボンツバルへと向かいました。おそらく夕方タイムだけの(朝もあるのかな?)長距離通勤者用のサービスなんでしょうね。おかげでだいぶ早くニボンツバルの町に到着することができました。時刻は午後7時、ツバメの飛び交う夕暮れのきれいな町です。この町はマレー鉄道も通っていて駅もありますが、夜行の Ekspres Langkawi しか停車しない小さな駅のようです。
 

早めに到着したので、先に夕食を済ませてしまうことにしました。ニボンツバルは想像していたよりも小さな町でろくな食事処を見つけられなくて(あとでファストフードの KFC は見つけた!)、持ち帰り中心のマレー食堂の片隅で食べました。ご飯に好きなおかずやカレーをかけて、ささっと食事を済ませます。
 

今日はこれからホタル鑑賞をします。ホタル鑑賞の船乗り場まで僕は歩いていこうと考えていました。Nibong Tebal のメインストリートを船乗り場に向かって歩いていると、バイクに乗ったタン社長(ホタル鑑賞をやってる会社社長)が目ざとく見つけてくれて、「日本から来た Chocolate♪ か?」と聞いてくれたのでホント助かりました。というのも、ホタル鑑賞の船乗り場兼事務所があるのは、Nibong Tebal の町からだいぶ離れた Kampung Teluk Ipil というところで、歩いていくには距離がありすぎたのです。タン社長と挨拶を交わし、迎えの車を呼んでもらいます。
 
車で Kampung Teluk Ipil の船乗り場まで行くとすでに日は暮れてあたりは真っ暗。タン社長が携帯をかけてボートを呼びます。ライフジャケットもちゃんとあり、ボートもきれいな新しいもの。だけど、船着場がまだ未完成で足元が危なっかしかったです。なんでも今月、この新しい場所に移転したばっかりだそう。
 
ホタルは特定の種の木に付いて葉っぱを食べたりしていて、そのポイントを探りながら回っていく約45分のクルーズです。川幅も広く、ホタル生息地もまばらに散っているのでボートはエンジン付きのものです。ホタルのいるポイントに近づくとエンジンを止めてゆっくり鑑賞します。
 
残念なことに、きれいだったホタルの光や夜空の星、川岸にあるカンポンの小さな明かりなどは、僕のデジカメや撮影技術ではまったくといって収めることができませんでしたので、タン社長のとこのウェブサイト から参考イメージを1枚載せます。
 
帰りは頼んでおいた車で E&O まで送ってもらいました。当初の計画では帰りに Bukit Tambun に寄ってもらいシーフードをたらふく食べようと思ってたのですが、クルーズ前に質素な食事を済ませているし、時間も遅かったのでホテルまで直行です。このとき、初めてペナン大橋を通りました。
 
ニボンツバルのホタル鑑賞については、Intraasia さんのところ でも紹介していますのでよかったら参考にしてください。

フェリーに乗って、対岸バタワースへ


午後の E&O ホテルにはまったりとした時間が流れています。ロビー、プールサイド、アフタヌーンティー、みんな思い思いの過ごし方をしています。午前中はテロックバハンの漁村、お昼はペナンヒルのレストランでランチ、と過ごしてきました。部屋で1時間くらい休んだ後、また外に出かけます。落ち着いちゃいられない忙しない行程だなぁ。
 

ホテルを出て、ペナンヒルからの帰りに下車した最寄のバス停へ。ここからはジョージタウン市内循環の無料シャトルバス Central Area Transit(CAT)にも乗ることができます。Hop On Free と銘打ったこのサービス、ジョージタウン内のちょっとした距離の行き来に便利ですよ。詳しいルートは こちら をどうぞ。朝6時から深夜0時近くまで運行しているそうです。
 

ほどなくやってきた無料循環バスに乗ってジェッティ Weld Quay へ。これからフェリーに乗って半島側のバタワースへ向かうのです。ここで運命的な再会がありました!昨日、パヤ島ツアーでお世話になった陽気なマレー人のおっちゃんインストラクターです。なんでも、今日は帰りの船が早めに到着したので今が帰りだとのこと。毎日対岸の本土側からフェリー通勤しているんですね。
 

ここのフェリーはバタワース⇒ペナン島の一方方向でだけ運賃徴収するため、ペナン島からバタワースへは無料で乗れます。夕方の帰宅ラッシュ時間帯ということもあって、フェリーは頻繁に出ていますし、椅子もほぼ埋まるくらいの乗船率。陽気なおっちゃんとのおしゃべりも含めて、10分強のフェリーの旅、楽しく過ごせました。