2009年2月21日土曜日

Seremban - Port Dcikson 線 廃止へ

マレー鉄道(KTM)は、100年以上の歴史をもつネグリ・センビラン州 Seremban - Port Dcikson 線(全長39キロメートル)を廃線とする方針を固めた。
同線は1891年に建設されたマレーシアで3番目に古い路線。現在はポートディクソンにある2カ所の石油精製所から石油製品を運び出すためのみに使われていたが、昨年7月に脱線事故が発生して以来、輸送サービスはストップしていた。旅客輸送は1970 年代半ばにすでに廃止されている。
Seremban - Port Dcikson 間に観光列車を走らせる計画もあったのだが、輸送需要も見込めず復旧工事を行っても採算がとれないと判断した。
 
この支線は、シンガポール方面から列車に乗っていると、スレンバン到着直前に海側からやってくるあの線路ですね。たしか、マレー鉄道は国の許可なく勝手に路線を廃線にはできなかったはずです。それでも廃線になるんですから、ほんとうに採算が合わないんでしょうね。Tampin - Melaka 線みたいに廃線にしたあとで、復活要望が出るなんてこともない路線なんでしょう。石油輸送も道路の方が便利なようですし、時代の流れですね。