2017年3月1日水曜日

2016-06 真夜中のギリギリ乗り継ぎ

ETSはほぼ定刻にKL Sentral駅へ到着しました。


JB Sentral - Hat Yaiという長距離を運行する夜行列車、ペニンシュラ・エクスプレスや新型客車を繋いだエクスプレス・ラヤッのポスターが見られますが、複線電化区間での輸送の主役は客車列車から高速電車ETSへと変わりつつあります。


KL Sentralで友人と待ち合わせ、食事とお茶しながら夕方の時間をすごし、夜遅くにまたKL Sentralへと戻ってきました。これから夜行列車を乗り継いで翌朝にはクランタン州へと入る予定です。

KL Sentral (22:15) ⇒ Gemas (01:06):Senandung Sutera25

Gemas (01:15) ⇒ Gua Musang (09:15):Senandung Timuran26

まずは、Ipoh発JB Sentral行きのSenandung Suteraに乗車します。下車駅のGemasには真夜中1時過ぎの到着で寝過ごしては困りますから、寝台ではなく座席車両をチョイス。真っ暗な車窓をぼんやりと眺めつつ、寝入ってしまわないように注意しながらの乗車です。Tampin駅を出た時点で約15分の遅れ、乗り継ぎ時間がほとんどないので不安になってきました。

1時14分、Senandung SuteraはGemas駅4番線に到着。完全に停車するのすら待たずにドアを開けてすぐホームに降ります。向かい側3番線には乗り換え列車のSenandung Timuranがいますが車掌は緑色の旗で機関車の運転手に発車オーケーの合図を送っていて列車はゆっくりと走り出しました。慌てている哀れな外国人を見つけた駅員が機関士にライトで合図を送ってくれたので走り始めていたSenandung Timuranは急停止し、僕はなんとか乗り換えることができました。

乗車後、寝台下段でホッとしていると気のいい感じの車掌さんが検札にやってきて、「あんたは本当にラッキーだよ?基本的に接続取らないからね、お互い遅れてくるのが日常だし。とにかくよかったね、ジャングル列車でぐっすり寝なさい」と言い残していきました。


翌朝9時半、列車はGua Musangへ到着。Gua Musangから先、内陸部のKemubuまでの区間は雨季の河川増水で複数個所の橋が流されてしまい、まだ復旧できていないため代行バスに乗り換えです。