2009年5月6日水曜日

Day08 ボートに乗り込み蛍鑑賞へ


モハマッドさんの奥さんは急な来客にもかかわらず、魚やイカなどを買ってきて、ご馳走を作ってくれた。フォークやスプーンは使わず、食事は手でいただく。夕食の後、夜8時半、娘さんのお友達もやってきて、いよいよ蛍を見に出かけることに。ボート乗り場に着いてみると1台の観光バスが止まっている。聞くところによるとシンガポールからの観光客だそう。ここまでわざわざ蛍を見にくるんだ、と思うとカンポン Ibok の蛍に対する期待が高まる。ボートは一応エンジン付だが、エンジンは使わず手漕ぎで川を進んでいく。両岸には木が生い茂っていて、たくさんの蛍が・・・!!
 
   ↑ カンポン Ibok の蛍(パノラマ合成写真)
 
蛍は体長5ミリくらいで小さいのだけど、光は強く、なによりも数が多いのですごくきれい。みんなは蛍を捕まえて、持ってきたペットボトルに入れ、僕に見せてくれる。川の木に止まっている無数の蛍はなかなかうまく写真に撮れないけれど、ペットボトルに入れると蛍の光も写しやすい。しばしのあいだ、蛍狩りを楽しんで写真に撮った後はちゃんと1匹ずつ逃がしてあげる。蛍は指先からゆっくり空へと飛んでいった。
カンポン Ibok の Yak Yah 川が末永く蛍鑑賞できる場所でありますように・・・。
 

約1時間にわたる蛍クルーズは最高でした。急にやってきた得体の知れない外国人のためにボートまで出して蛍鑑賞をさせてくれて、・・・ほんとうにありがとう!
カンポン Ibok は、蛍はもちろん、夜空を見上げると星もたくさんできれいだったなぁ。

Day08 カンポン Ibok へ行きたい!


夕方5時過ぎのクママン Kemaman の町。バスターミナルのすぐ近くにはホテルもある。これから、トレンガヌ州の蛍鑑賞の村、カンポン・イボック Kampung Ibok まで行ってみたいと思う。荷物を引きずりながら歩いて3、4分のタクシー乗り場へ行き、カンポン Ibok へ行きたいと告げると係の女性は運賃一覧表を開いて、RM 20 という。蛍を見るために片道 RM 30 くらいまでなら払って行こうと思っていたのでひと安心。タクシーの運転手は英語がほとんど通じない。どうやら、カンポン Ibok で蛍を見たいのか、ホームステイしたいのか、と聞いている。僕はとにかく蛍が見たかったので蛍、と答える。
 

Kemaman⇒Kampung Ibok タクシー
 
クママンの町からカンポン Ibok まではT131号線を進んでいく。30分くらい走ったところでものすごい渋滞に巻き込まれ全然進めなくなる。最初、この車と人たちはみんな蛍見物に行く人なんじゃないかとかなり不安になったけれど、タクシーの運ちゃん曰く、この渋滞は今日、ここクママンに Mini ZOO がオープンしたからだそう。Mini ZOO を過ぎ、快調に進み、蛍の生息する Yak Yah 川のボート乗り場に到着したのは6時過ぎ。
 

僕はボート乗り場にいたおっちゃんにホームステイについて聞いてみた。僕はここでホームステイ・プログラムをやってるなんて知らなかったし、もちろん予約もしていない。だけど、できることならホームステイしてみたい!と告げると彼は快く、アレンジする、待ってなさい、と言ってくれた。タクシーの運ちゃんは、もしホームステイできなくて蛍を見た後の帰りの足に困ったら、この番号に電話してくれ、と優しい言葉を残して帰っていった。
 

しばらくして、迎えの車がやってきた。蛍鑑賞のボートをやりくりしている方で、ホームステイ先のモハマッドさんのお家まで連れて行ってくれるという。ボート乗り場から3キロくらい進んだところがカンポン Ibok の集落だった。挨拶をし、モハマッドさんのお家に入る。急な展開だがこれからマレー人のお宅にホームステイ体験できるんだ、と思うとすごく嬉しい。モハマッドさんのプレゼントしてくれた Sarung (腰巻き)を巻いて、娘さん夫婦と一緒にパサールマラム(ナイトマーケット)に出かけることに。ココナッツシェイク、サテー、ナシダガンなどを買ってもらう。

Day08 南へ南へ、バスを乗り継いで


ジェッティから3号線の通りに出る。モスクからはお祈りの呼びかけが聞こえる。行きには見損なったエビとイカのオブジェも見ておく。エビとイカ、ここらへんでよく捕れるのでしょうか?小さな店でジュースを買い、バス停へと歩く。ここから先、僕はローカルバスを乗り継いでトレンガヌ州を南下していく。
 

Marang⇒Dungun ローカルバス(所要時間約1時間)
 
13時過ぎ、あまり待たされることなくバスはすぐにやってきた。ドゥングン Dungun まで運賃 RM 4。荷物はお決まりの運転手横のスペースに置かせてもらい、自分は車両中ほどに座る。ほぼ100%ムスリムの乗客たち全員からの視線を感じる。車掌はドゥングンの先、どこへいく?と聞いてくれたり、意外と親切。3号線といっても狭い2車線の道に過ぎず、バスはせっかちな車に追い越されたり、のんびり走る車を追い抜いたりしつつ、風を受けながら行く。車窓には小さな集落が現れては消え、流れていく。
 

14時10分、バスはドゥングンの町に入る。車掌が乗り換えはあのバスだ、と教えてくれるがお腹が空いているし、ドゥングンというこの町も見ておきたいので乗り換えはせず、降りるだけに。ドゥングンの町は2、3軒のホテルもあるし、KFC やピザハットもある周辺の中核都市。セブンイレブンでスムージーを買って飲みながら街を歩き、マレー系食堂に入る。クィッティオ・ゴレンを頼んで作ってもらう。食堂の客はだいたい8割くらいみんな手で食べている。
 

Dungun⇒Kemaman ローカルバス(所要時間約2時間)
 
15時過ぎ、ドゥングン Dungun 発・クママン Kemaman 行きローカルバスに乗車。3号線沿いにトレンガヌ州をさらに南下していく。クママンまで運賃 RM 8、ちょっと高いなと思うが、乗車時間2時間弱はあったので納得。運転手後ろの席に座るが運転手は途中からタバコを吸いだしちょっと煙たい・・・。後半、車窓にはペトロナスの石油工場が続く。ここは夜に通ると明かりですごい景色だそうだが、昼間はいたって普通の工業地帯だ。17時前、クママンのバスターミナルに到着。もう店じまいしているマーケット横には大きな川が流れている。今日は半日かけてローカルバスを乗り継いでトレンガヌ州の南端までやってきたことになる。

Day08 さよならカパス島


早いものでカパス島でのバケーションも最終日。朝早いビーチは散策する人がまばらにいるくらいで静か。今朝も9時過ぎにゆっくりと朝食をとる。頼んだのはバナナパンケーキ。ケチらないでチョコもトッピングしてもらえばよかったなぁ(笑) 結局、カパスでの食事、朝食・夕食は全部泊まっている KBC で済ませちゃった。他の宿や食堂に行ってもよかったんだけど、お金を出して持っていくのが面倒なので、ツケで後払いにできる KBC になっちゃうんだよな。朝食の後、ビーチを歩き、ひざくらいまで水につかる。名残惜しいけど、これ以上焼いてもあとで痛い思いをするだけだからと言い聞かす。
 

オーナーにツケといてもらった支払いを尋ねる。部屋代2泊(シュノーケリングツアー込み)、飲み物、食事、全部合わせて RM 167 でした。KBC では飲み物はコーヒーでも缶ジュースでもミネラルウォーターでもだいたいひとつ RM 3 です。食事は、フィッシュ&チップス RM 12、フレンチトースト RM 6、バーベキュー RM 20、バナナパンケーキ RM 7。結局、カパス滞在中は昼食とってないや。支払いを済ませ、帰りのボート予約の電話をしてもらう。島発12時の便でお願いし、午前中はきれいなビーチを楽しむことに。
 

12時、荷物をまとめてレセプションに。2泊3日と短いながらもお世話になりました!オーナーとこれからどこを旅するの?など話をしているうちに迎えの MGH ボートがやってきた。今までマレーシアの島はランカウイが居心地ナンバーワンだったけど、今回の滞在でカパスと並びました。次の機会、東海岸の別の離島も訪れてみたいな。
 

Pulau Kapas⇒Marang スピードボート
 
カパスをあとに、ボートはマラン・ジェッティへ。ちょうど今日と明日、カパス島からマランまでの遠泳大会が開催されるそうだ。マランのジェッティでも参加受付をしていた。