2009年10月27日火曜日

夕暮れのニボンツバル、ホタル鑑賞クルーズへ


午後6時過ぎ、バタワースのフェリーターミナルに隣接したバスターミナルへ。ここからまたもラピッド・ペナンの路線バスに乗ってペナン州本土側最南端の町、ニボンツバル Nibong Tebal へと向かいます。バタワースからニボンツバルまでは40キロ弱の距離があり、バス運賃も最高の RM 3 かかります。プラットホームにはちょうど801番のバスが停車中でした。しかし、その隣にもう1台801番バスが停車しています。よく見ると、EXPRESS 801という張り紙が。「ニボンツバルまで行きたいんだけど・・・」と係員のおっちゃんに聞くと、「こっちでオーケー」と言われたのでエクスプレス・バスに乗車。
 
Butterworth(Penang Sentral) ⇒ Nibong Tebal
                    EXPRESS 801番バス(所要時間約50分)

 

エクスプレス・バスはブキッ・ムルタジャムくらいまでは下道を行って客を乗せ、そのあとは高速道路に入って一気にニボンツバルへと向かいました。おそらく夕方タイムだけの(朝もあるのかな?)長距離通勤者用のサービスなんでしょうね。おかげでだいぶ早くニボンツバルの町に到着することができました。時刻は午後7時、ツバメの飛び交う夕暮れのきれいな町です。この町はマレー鉄道も通っていて駅もありますが、夜行の Ekspres Langkawi しか停車しない小さな駅のようです。
 

早めに到着したので、先に夕食を済ませてしまうことにしました。ニボンツバルは想像していたよりも小さな町でろくな食事処を見つけられなくて(あとでファストフードの KFC は見つけた!)、持ち帰り中心のマレー食堂の片隅で食べました。ご飯に好きなおかずやカレーをかけて、ささっと食事を済ませます。
 

今日はこれからホタル鑑賞をします。ホタル鑑賞の船乗り場まで僕は歩いていこうと考えていました。Nibong Tebal のメインストリートを船乗り場に向かって歩いていると、バイクに乗ったタン社長(ホタル鑑賞をやってる会社社長)が目ざとく見つけてくれて、「日本から来た Chocolate♪ か?」と聞いてくれたのでホント助かりました。というのも、ホタル鑑賞の船乗り場兼事務所があるのは、Nibong Tebal の町からだいぶ離れた Kampung Teluk Ipil というところで、歩いていくには距離がありすぎたのです。タン社長と挨拶を交わし、迎えの車を呼んでもらいます。
 
車で Kampung Teluk Ipil の船乗り場まで行くとすでに日は暮れてあたりは真っ暗。タン社長が携帯をかけてボートを呼びます。ライフジャケットもちゃんとあり、ボートもきれいな新しいもの。だけど、船着場がまだ未完成で足元が危なっかしかったです。なんでも今月、この新しい場所に移転したばっかりだそう。
 
ホタルは特定の種の木に付いて葉っぱを食べたりしていて、そのポイントを探りながら回っていく約45分のクルーズです。川幅も広く、ホタル生息地もまばらに散っているのでボートはエンジン付きのものです。ホタルのいるポイントに近づくとエンジンを止めてゆっくり鑑賞します。
 
残念なことに、きれいだったホタルの光や夜空の星、川岸にあるカンポンの小さな明かりなどは、僕のデジカメや撮影技術ではまったくといって収めることができませんでしたので、タン社長のとこのウェブサイト から参考イメージを1枚載せます。
 
帰りは頼んでおいた車で E&O まで送ってもらいました。当初の計画では帰りに Bukit Tambun に寄ってもらいシーフードをたらふく食べようと思ってたのですが、クルーズ前に質素な食事を済ませているし、時間も遅かったのでホテルまで直行です。このとき、初めてペナン大橋を通りました。
 
ニボンツバルのホタル鑑賞については、Intraasia さんのところ でも紹介していますのでよかったら参考にしてください。

フェリーに乗って、対岸バタワースへ


午後の E&O ホテルにはまったりとした時間が流れています。ロビー、プールサイド、アフタヌーンティー、みんな思い思いの過ごし方をしています。午前中はテロックバハンの漁村、お昼はペナンヒルのレストランでランチ、と過ごしてきました。部屋で1時間くらい休んだ後、また外に出かけます。落ち着いちゃいられない忙しない行程だなぁ。
 

ホテルを出て、ペナンヒルからの帰りに下車した最寄のバス停へ。ここからはジョージタウン市内循環の無料シャトルバス Central Area Transit(CAT)にも乗ることができます。Hop On Free と銘打ったこのサービス、ジョージタウン内のちょっとした距離の行き来に便利ですよ。詳しいルートは こちら をどうぞ。朝6時から深夜0時近くまで運行しているそうです。
 

ほどなくやってきた無料循環バスに乗ってジェッティ Weld Quay へ。これからフェリーに乗って半島側のバタワースへ向かうのです。ここで運命的な再会がありました!昨日、パヤ島ツアーでお世話になった陽気なマレー人のおっちゃんインストラクターです。なんでも、今日は帰りの船が早めに到着したので今が帰りだとのこと。毎日対岸の本土側からフェリー通勤しているんですね。
 

ここのフェリーはバタワース⇒ペナン島の一方方向でだけ運賃徴収するため、ペナン島からバタワースへは無料で乗れます。夕方の帰宅ラッシュ時間帯ということもあって、フェリーは頻繁に出ていますし、椅子もほぼ埋まるくらいの乗船率。陽気なおっちゃんとのおしゃべりも含めて、10分強のフェリーの旅、楽しく過ごせました。