BASEL SBB 12:30 ⇒ MILANO CENTRALE 16:40 シティナイトラインでバーゼル駅に到着後、約2時間の待ち合わせで乗ったのがチザルピーノ・47列車です。バーゼルの繁華街は駅からちょっと距離があるのでトラムかバスに乗らなければ行けそうにありません。駅周辺は店もあまりなく、待ち時間はちょっと退屈でした。
駅構内に戻ってみると、わりと早くから列車は入線していました。あとで気づいたのですがチザルピーノの塗装が新しいものになっています。写真のようなシルバーグレーに青い線が入るものです。おそらく、まもなく登場の第二世代チザルピーノ、ETR610型に合わせた新塗装なんでしょう。9両編成の列車のうち、1等車のドアは黄色、2等車のドアは緑で色分けされています。
1等車の車内は1列+2列のゆったりとした3列シートで快適ですが、振り子式車両のせいでしょうか、見た感じは少し狭く感じてしまいます。2等車だとより強く感じるかも。自分たちの乗った3号車の荷物置き場は車内販売のワゴンと補充商品などに占拠されていて荷物を置けません。仕方ないので反対側の狭いスペースに置きました。座席指定を取ってある黄色い紙を見ると、八割方の席は埋まっているようです。窓のブラインドは電動式で動くもので、自分たちの座った席のものは壊れていて閉まりません。僕みたいに車窓を楽しみにする人だからいいけれど、手動では閉められないので、日差しが強くて嫌な人には不便そうです。
となりの4号車は食堂車です。イタリアンのコース料理を楽しめるとあったので、きちんと予約も入れて楽しみにしていましたが・・・
12時30分、列車はバーゼル駅を出発しました。食堂車の予約時刻は13時からです。ちょっと早いですが食堂車に行ってみると、もう席は埋まっています。予約の受付なんか無視して来た人から順に座らせていってしまっているのです。これがまず1つめのショック。サラリーマン風の2人が席を移って替わってくれたので、なんとか座ることは出来ました。30ユーロのコースを頼もうと思ったのですが、第一の皿・第二の皿・メイン、それぞれ3~4種類から選べるはずがどれも1つしかないと言われてしまいます。これが2つめのショック。仕方ないのでそれでかまわないからとお願いします。料理はレンジで温めてお皿に移し変えるくらいの調理にもかかわらず、なかなか出てこない。しかも途中で付け合せサラダの生野菜が切れたので・・・と言われて温野菜に変わってしまう。十分に材料を積んでいないようです。これもまたショック。コースなんて頼むんじゃなかったと後悔です。席を移ってくれたサラリーマン風の2人のように本日の皿だけ頼めばよかったと思いました。
そのサラリーマン風の2人ですが食べ終わってお会計をしたい素振りをしているのに、たった1人の食堂車スタッフは忙しくてなかなか来れません。そうこうしているうちにベルンに到着、2人は降りていってしまいました。まったくどうしようもない食堂車です。食堂車の席につく人もあまりの遅さに途中で帰る人続出。僕たちはずいぶん辛抱強く待っていたほうですが途中で帰りました。ボトルワインとフルーツの盛り合わせを出してもらっていないと文句を言うと、置いてあるのを持ってっていいよ、という始末。人員が少ないという根本的な問題が解決されない限りこれはダメでしょうね。4時間強の乗車時間のうち半分くらいを食堂車で過ごしましたが、とんだイタリアンです↓
後日、もう一度チザルピーノに乗車する予定ですが朝食は駅で買っておいて乗り込もうと決意しました。
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