クールで1泊(HOTEL ABC)ののち、乗車したのが世界遺産に登録された路線をゆくベルニナ急行。レーティッシュ鉄道の路線です。クール駅に行ってみると、長い編成の列車が停車しています。ほとんどは普通の客車でサンモリッツ行きのようです。一方、前の方には数両だけベルニナ急行のパノラマ客車が連結されています。こちらはイタリア国境のティラノ行き。今回も3列シートのゆったりとした1等車に乗車です。
CHUR 08:58 ⇒ TIRANO 13:12 発車後ほどなくして、検札がありました。そのときに「ティラノまで行くんですね。途中のPoschiavoから先はバス代行になります」と言われました。雪のせいなのかな?と思いましたが、途中で土砂崩れがあったためだそうです。これはショック・・・。なぜなら、このバス代行されてしまう区間にブルジオのオープンループが含まれるからです。ベルニナ急行の見所1箇所を失ってしまいました。
がっかりしているあいだにも列車はどんどん進んでいました。車窓は雪景色で真っ白。しかも軽く吹雪いているので外の景色が楽しめません。
ベルニナ急行のパノラマ客車は窓が開きませんが、デッキに小さく開く窓があり、そこからカメラを出して撮影が出来ます。カーブにさしかかったところなどで編成を写すのに最適ですが、なにしろこのお天気なのでいい写真が撮れません。ベルニナ急行前半の見所、ランドヴァッサー橋もこの通り↓ 同乗していた白人旅行者もカメラを構えていましたが、自分とおんなじような写真しか撮れていなくてお互いにがっかりでした。
列車は雪の中、トンネルやカーブを繰り返してぐるぐると走るので方向感覚が麻痺するくらい。さっき通った線路を真下に眺めたりできます。
途中駅サメダンでは後ろの普通客車を切り離し、ポントレジーナ駅ではサンモリッツからやってきた電車を前に連結したようだ。アルプ・グリュム付近では天気も晴れてきて、すこしのあいだ車窓も楽しめた。そのあと、一気に下っていきまたクネクネと走っていく区間。そして雪が消えてくるとポスキアーヴォ駅に到着。ここから先は残念だけどバス代行。黄色いバスに乗車しティラノを目指します。途中ブルジオのループもほんの少しですが見ることができました。ここを列車で通過したかったのに・・・。
TIRANO 13:10 ⇒ MILANO CENTRALE 15:40 ティラノの町にバスで到着し、イタリア国鉄の駅舎に入るとまもなく発車のミラノ行き列車が待っていました。当初の予定ではティラノの町を少し歩いたりするはずだったのですが、疲れていたこともあり、ミラノ行き列車に飛び乗ります。
ベルニナ急行の旅、前半は吹雪で景色が楽しめず、後半はバス代行でこれまた楽しめず、やっぱり初夏とか気候のいい時期にもう一度乗りたいな。
0 件のコメント:
コメントを投稿