SP. EXP 35 Bangkok(14:45)⇒Hat Yai(06:18 +1) バンコク・フアランポーン駅からハジャイなど南部へ向かう列車は午後1時から3時の間に相次いで発車していく。(比較的距離の短いトランやナコーンシータンマラート方面行きは夕方5時6時発が多い。)今回乗車するのはインターナショナルエクスプレス・バタワース行き(14時45分発)です。バタワース行きとは言っても、バタワースまで行くのは2等寝台車の2両だけで、残りの寝台車や食堂車はハジャイ止まりだ。客車は1990年代後半・韓国製の新しい寝台車で統一されている。
↑ 新しい塗装となった1等個室寝台車(緑色)と2等寝台車(青色)。
昔はステンレス製の客車に窓にもかかる広告ラッピングをしていたので、景色が見づらかったが、どうやらもうそういう広告ラッピングはしない方針のようだ。
フアランポーン駅では何故か車庫ではせず、駅停車中に窓に洗剤をかけ、洗車する。13時過ぎにはもう客車は入線していて、寝具の積み込みなどしていた。14時前には乗り込む客もいて、自分もかなり早めに乗り込んで洗車作業などを眺めていました。
この寝台車、荷物置き場がない(多少の荷物なら、座席下スペースに置けるようになっている)ため下段ベッドが破格に広くて快適だ。チェンマイ行き1/2列車とバタワース行き35/36列車はほぼ確実にこの寝台車を連結している。
列車はほぼ定刻にフアランポーン駅を出発。すぐに車掌長と車掌書記がやってきて、検札。車掌長が「26番寝台、クルンテープからハジャイ」なんて読み上げると書記がチェックをしていく。なかなか儀式的でいい!しかし、列車は大雨の降りだしたバーンスー駅で長時間停車してしまう。40分くらい経っても何の音沙汰無し。隣のホームには15時35分発の快速ヤラー行きが入ってきて、こちらより先に出発して行ってしまうのも確認。いい客車を使っていて・・・、高い料金を取っていて・・・、隣国マレーシアまで行く国際列車なのに・・・、その扱いはあんまりなようです。雨も止んだ頃、やっと列車は再び動き出します。牽引する機関車に問題でも生じたのでしょうか?
雨がやんで、空気が澄んだのか景色がなかなかきれい。緑の田んぼの中ややしの木の生えた田舎風景の中を行きます。寝具はまだ上段ベッドとともに仕舞われていますが、大きな枕だけは出してあるので、抱き枕のように抱えてのんびりしているタイ人乗客が多かったのは面白い。ベッドになる前の大人2人が座れるくらいの座席なので、ゆったり座っていられる。
夕方6時前、お願いしていた夕食のサービスが始まる。食堂車のスタッフは発車直後にメニューを持って回り、注文をとっていく。食堂車の食事は高いけれど、日本人の僕にとって払えない金額でもなし、こういうサービスが廃れないようになるべく利用したいと思っている。スタッフはまず、足元に仕舞われているテーブルを組み立てから、コーラと夕食を持ってきてくれた。イエローカレーとノン・スパイシースープをチョイスしています。なかなか美味しかった!150バーツ。
食事が済み、1時間弱するとベッドの組み立てを頼むお客もちらほら。外も薄暗くなってきたので僕も座席をベッドに組み立ててもらう。今のところ、上段ベッドに寝る人は乗ってきていないが、途中駅から乗ってくるのかな?
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