早くにベッドを組み立ててもらったので、真夜中に目が覚める。車内を見渡すとカーテンがずらっと閉まっている。みんなぐっすり眠っているようだ。
朝6時半、ベッドを直してもらう。定刻ならハジャイに到着している頃のはずだが・・・、やっぱり遅れている。急ぐ旅ではないので、全然大歓迎。座席に座り、朝の景色を眺めながら過ごす。向かいの席にはかわいいドラえもんやウルトラマンの袋を持ったタイ人の女性。斜め後ろの席の白人夫婦だけがアメリカンブレックファーストの朝食をサーブされ、食べている。今、どこらへんを走っているのだろう?小さな駅の駅名だけでは推測できない。
田んぼは田植えしたばかりのような水面がきらきらしたところから、稲が育っているところまでさまざま。不恰好な形の田んぼの中に1本やしの木が立っていたり、大きな岩があったり、自然な感じの田園風景。
9時前、列車はやっとハジャイに到着する。昨年、列車で通りかかったときに見かけた迷彩服のごっつい軍人警備員は見かけない。プラットホームは、列車の到着を待っていた物売りや客引きのタクシー(ソンテウ)運転手でにぎやか。全部に NoNo と断って、とりあえず駅の外へ出る。
お腹はそんなに空いていないので、ジュースと水だけ買ってぷらぷらと歩いていると、ムスリム帽子をかぶったおじいちゃん運転手のソンテウに捕まる。人もよさそうなので僕も乗せてもらい、ミニバスステーションへとお願いする。ソンテウは先客を途中で降ろしたりしつつ、活気のあるハジャイの街中を走る。魚介類を売る市場のにぎやかさはなかなかのもの。
ムスリムが多いのもタイ南部らしい。「レールウェイストーリー」のタイ編でハジャイのふかひれやカブトガニを紹介していて、そういうものも経験として食べておきたいな、とは思っていたけど、朝からそんな料理はやってないし・・・。ソンテウはハジャイ中心部から少し距離のあるミニバスステーションへ到着。50バーツ。
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